東北大学 発の市民科学プロジェクト
いま、空気と土を真剣に考えよう
地球温暖化による気候変動は、私たちの生活に大きな影響を与えます。洪水や干ばつの増加、
台風の大型化、その結果として起こる生活基盤の破壊や食糧問題など。これを止めるためには、空気中に含まれる二酸化炭素(CO₂)や一酸化窒素(N₂O)といった温室効果ガスを減らす必要があります。
未来の地球環境を守るため、いま、私たちができることは何でしょう?
「地球冷却微生物を探せ」は、全国のみなさんといっしょに地球温暖化をストップさせるための市民科学プロジェクトです。私たちの足もとにある土の中には、まだたくさんの未知の微生物が眠っています。温室効果ガスであるN₂Oを消去する微生物の探索を手伝ってくれませんか?必要なのは、あなたの身の回りにある空気と土。
*本プロジェクトは、内閣府が主導する国家事業ムーンショット型研究開発事業「資源循環の最適化による農地由来の温室効果ガスの排出削減」の一部として行っております。
地球冷却微生物を探せプロジェクト紹介
概要
- ■簡易培養実験・ガス採取
- マニュアルにしたがって、土と空気を採取します。培養瓶やシリンジなど採取用の器具一式は支給されます。
- ■サンプルの送付と分析
- 採取したサンプルを事務局に送付します。Cool Earthラボでガス分析や微生物叢解析を行い、結果レポートを返送します。
- ■さらに、いろいろな場所で土や空気を採って比較
- 場所を変えてさまざまな場所で同様に土と空気を採取します。採取した日時、場所、気温、湿度、気圧等を記録してまとめたものを事務局に送付してください。
お知らせ
おかげさまでプロジェクトも開始から一年が経ちました。
新しく参加登録された方、これから実験に参加される方も、ぜひご参加ください!

プロジェクトメンバー
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プロジェクトマネージャー 南澤 究
東北大学
大学院生命科学研究科 特任教授Profile
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市民参加型プロジェクト担当 青木 裕一
東北大学
大学院情報科学研究科 助教Profile
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市民参加型プロジェクト担当 大久保 智司
東北大学
大学院生命科学研究科 特任助教Profile
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市民参加型プロジェクト担当加藤 広海
東北大学
大学院生命科学研究科 助教Profile
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アドバイザー 仁科 一哉
国立環境研究所
地球システム領域 主任研究員Profile
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アドバイザー 藤井 一至
森林総合研究所
主任研究員Profile
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アドバイザー 東樹宏和
京都大学
准教授Profile
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アドバイザー 西野貴騎
京都大学
生態学研究センター 非常勤研究員Profile